フローラの世界

2004/05/30

6. 4月のある日のできごと(フローラの香り)


皆様、こんにちは。誰にでも一生のうち何回か、とってもはずかしい出来事があると思いますが、わたしもいままでに数々の失敗をいたしました。今回お話するのは、そのなかでも一番のできごとです。それをお話しいたします。

4月のある日曜日、だんな様のご両親を招待して、お正月にお会いしていなかったので近くのかに道楽にかにのフルコースを食べに行くことにいたしました。ご両親を迎えに行ってそれから、お店にいき、コースは標準コースを注文いたしました。かに刺し・焼きがに・かに鍋・かにの甲羅の味噌・デザートです。ほんとうに、ご招待も忘れて、主人とふたりがつがつ食べました。わたしは、かに味噌というものを食べたことがなく、お父さんにその中にお酒をいれたらおいしいといわれ、そのとうりにして食べたら、とってもおいしくまた酔っ払ってしまいました。

2時間ほどで料理もおわり、ご両親を家まで送ることにいたしました。あと数分で家に着くくらいのとき、なにやらおなかがごろごろといった気がしました。でもすぐに消えたのでわすれておりましたら、しばらくして、またごろごろっと、こんどは、少しおなかが痛いのに気がつきました。ようやくご両親の家に到着したので、戸口まで送ることにいたしました。家に上がってと言われましたが、ひょっとして、ご両親の家で、トイレを借りるのも悪いとおもったので、すぐに帰ることにいたしました。自宅まで15分くらいの距離です。多分そこまでなら間にあうと思っていましたのが、とってもあやまりでした。 車が出るやいなや、とってもお腹がいたくて辛抱できないのです。それで、主人に、どこでもいいのでトイレあるところにとめてと頼みました。 車が信号待ちの状態なので、わたしは、車を降りて、近くのコンビににはしっていきました。そしてトイレを貸してくださいとたのんだら、なんと従業員以外に貸すことはできないと断られてしまいました。わたしは、とっても我慢できない状態なのを説明しても、だめの一点ばりなので、ここで、ぐじゃぐじゃ言ってても仕方ないので、信号向かいのロイヤルホストに走っていくことにしました。主人もわたしが入っていくのをみたので、車をロイヤルホストに入れようとしていました。 そして、入るや否や、先にトイレを貸してください。といって、ここは快く貸してくれます。もうそのころは、かなり限界に近づいてて、はしってトイレにいきました。ななんと、そこには、トイレが1個しかなくて、しかもたったいま、おばあさんがゆっくりと入って扉をしめたところでした。 あーーーー、もれるーーーー。おばあさんーーーー。はやくーーーー。頭の中では、戦いです。出すー。出すなー。とめてー。だんだんと冷や汗は出てくるし、走ってみても痛いの何の。トイレの中からは、おばあさんのゆっくりとした、紙を巻く音が、カラカラカラカラ・・・・。突然、体から力が抜けてしまいました。あーーーーーーー。身がーーーーーー。そうです。なななんと出てしまったのですう。その後おばあさんがゆっくりと出てこられ、わたしは、とにかく中にはいってしゃがみました。パンツがーーーーー。床にボトッと音がして、はあーーー
かに味噌がそのままあるのです。
長いこと人生をしてきましたが、こんなの初めてです。
そのあと、当然パンツはすてました。ストッキングも捨てました。ようやくお腹の痛みもとれ、だんなさんのテーブルに行きました。だんなさんが、一言「おまえ、大丈夫か?」

私も一言「ノーパンよ」だんなさまがそのあと笑うのなんのってほんとうにとっても恥ずかしい出来事でした。いままでに一番恥ずかしい出来事は、25歳の時に、梅田の旭屋書店の前をスカートの後ろをすべてストッキングにいれて知らずに歩いたことがあります。
後ろにいたカップルに呼び止められ「姉ちゃん、けつめくれてんでー。」といわれました。これ以上の出来事はないとおもっていましたが、同じくらいはずかしいできごとでした。
フローラの香り事件でした。皆様もくれぐれも、かに味噌はご注意ください。