どんぐりの里

2005/11/30

19. 無駄が生むゆとり


らせん状の木造階段、各階の隅にはソファーとテーブルを配置。いったいそこはどこでしょう?と質問したくなるが、答えは予備校。
以前は同規模の校舎に4倍の生徒がいたという無機質な教室を大胆に改造した。
教室以外を“無駄スペース”と言う予備校側。でも、決して“無駄“ではなかった。少子化で人数は減ったが、医学部志望者の数は多くお金を落とす優良顧客をこうしてとらえることに成功したという。
教室以外の至るところに設けたリラックスのためのスペースで様々な格好で勉強する。勉強のスタイルも随分変わったものだ。

最近は職場でも、電話受け付けオペレターを窓が大きく、明るい色遣いの広いスペースに配置するなど発想が変わってきている。
“逆転の発想”が成功への鍵を握っているようですね。